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湯沢エリアを席巻するパーク造成集団Snowcase Designとは?

Snowcase Design。名前だけ聞くと「デザイン会社?」と思われるが、湯沢&南魚沼エリアを拠点するパーク造成集団。今回はその代表であり、生粋ローカルのKPこと腰越啓一に今年のパーク像を聞いた。

「Snowcase Design」はどのような活動をしていますか?
湯沢エリアで、「遊びの創造、食事の提供、広告」を通して雪山でのトータルリゾートサービスをお客様に伝えています。中でも「遊びの創造」の拠点は、石打丸山スキー場、湯沢中里スノーリゾート、舞子スノーリゾートのスノーパークで展開しています。
スキー場の近くにあるオフィス(PHOTO : CAP)
アイテムもすべて自社制作(PHOTO : snowcase design)
それぞれのスキー場(遊び場)の特徴を教えて下さい。
石打丸山スキー場では、主に中級者から上級者のコアスノーボーダー向けにスロープスタイルパークを造成しています。一方、舞子スノーリゾートは初中級者をメインにしたパーク。湯沢中里スキー場は今シーズンから新しいコンセプトで開始したいと思い、ライダー発案で今までにないパークを造成する予定です。
湯沢中里スノーリゾートのスノーパークはどのような造りになっていますか?
設営はジョイフルコース上の今までと変わらない場所に造成する予定。でも新しい作り方に挑戦しようと思っています。具体的には今までのパークは「雪を盛って」作っていましたが、今回取り組むのは「掘る」方法になります。なので「掘ることで自然と形が作られる、まるで風と雪で自然に雪庇が出来るかのように成長する」という意味合いで「Growth Park」という名前をつけました。
舞子スノーリゾートのパーク(PHOTO : snowcase design)
石打丸山スキー場、舞子スノーリゾートのコンセプトを教えてください。
石打丸山スキー場に関してはジャンプ、ジブ、地形全てを融合して楽しめるようなパークを目指しています。これは全国色々なスキー場で言われていると思います。ただ実際それを高いクオリティーで具現化している場所はまだまだ少ない。我々はクオリティNo.1を目指していますし自負しているので、引き続きリアルなハイブリッドパークを目指していきたいです。やはり石打丸山スキー場は昔からの流れもあるので、コア層に対しクオリティーの高さは常に求められいますし、常に高い位置を目指していきたいですね。一方、舞子スノーリゾートは、初中級者に向けて基本的なレイアウトで造成しています。そもそもこの地域に同じような中上級者パックをいくつも作る必要性がないので、上達したら石打丸山スキー場にチャレンジして欲しいです。
石打丸山スキー場のパーク全貌(PHOTO : snowcase design)
このエリアならではの苦労話を教えてください。
このエリアはやはり雪が非常に多いので、対応方法が重要になりますし常に苦労させられます。ただ我々はこのエリアで長くやっているので、オペレーターの技術が非常に高くなってきています。今は、ほぼオペレーターの対応でこと足りるようになってきたのが実情。その昔は大量降雪後ハンド(手作業)部隊がかなりやられてました(笑)。
今後イベントを行う予定はありますか?
今年も各種ローカルイベントを行っていくつもりです。ここ何年かコロナの影響でなかなか大々的にできなかったイベントをこのタイミングで徐々に元に戻していきたいと思っています。
石内圭一
石内圭一
ライター
1975年生まれ。現在各種ライター業と並行して、パルコール嬬恋のマーケティング責任者、豪州ツアー会社mint toursのガイド兼オペレーション責任者、福島県のスキーインバウンド集客責任者など多くの業務抱えながら年間100日は滑走しているスノーボードフリーク。ニックネームはキャップ。

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