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「私の経験を子供たちに伝えていきたい」プロスキーヤー・小野塚彩那「AYANA`S RETURN PROJECT」スタート

お世話になった地域に恩返しがしたい。「世界を舞台に活躍できたのは、お世話になった地域の環境があったから」という、プロスキーヤー・小野塚彩那さんの想いから始まった「AYANA`S RETURN PROJECT」。昨年のトライアル実施を経て、今年本格的にスタートしました。小野塚さんが南魚沼市の小学校と湯沢町にある小学校、中学校、合計18校へ訪問し、キャリア教育と環境(雪・水)についての特別授業を実施。未来を担う子供たちに環境保護の大切さを伝えています。

今回は、六日町小学校に伺いました。

「POW Japan」のアンバサダーとして学んだことから、環境問題について説明。

前半では、小野塚さんのキャリア、アスリートとしての経験を動画を交えて紹介。元々、アルペンスキーや技術選などに取り組んでいた小野塚さんは「やらないで後悔するならやって後悔しよう」と思い、ハーフパイプに競技変更後、オリンピック出場を決意。その時に、「やりたいことを言葉にすること」で目標を達成できたそう。そのチャンスを掴めるか掴めないかは自分次第と語ります。

後半は、環境問題について。豪雪地帯に暮らす子どもたちにとって雪は身近な存在。雪不足が及ぼす影響を質問を投げかけながら一緒に考えることに。アンバサダーを務める「POW Japan」の取り組みも紹介しながら、生活の中でできることをアドバイス。

オリジナルのエコバックにはプロジェクトロゴがプリント。

プレゼントで配られたオリジナルのエコバッグは、子どもたちにとって環境を意識するキッカケになったようでした。

子どもたちに集中してもらうためにも、小野塚さんは毎回オリンピックのメダルに触ってもらうんだそう。初めて見るメダルに「すごい!」「重い!」などの声が上がり大盛り上がり。

質問を受け付ける場面では、「スキーを始めたキッカケは何ですか?」「環境を守るためにできることは他にありますか?」などたくさん手が上がりました。米の産地ならではの質問に地産地消の話が出る場面も。

授業後子どもたちからは、「これから地産地消を気にしたりやCO2排出を減らそうと思ったし、スキーにも専念したい」「将来のためになった」「自分1人でも環境をよくしていきたいと思った」「メダルを見れて嬉しかった」という感想を聞けました。

授業後は、サイン会を開催

対象の学校では、時期をずらして授業で伝えた内容を深掘りした社会教育イベントも開催されます。夏はマウンテンクリーン体験やラフティング体験を行い、冬はスキー授業やデモンストレーションを予定。小野塚さんは、「今後はエリアを広げていきたい」だそうなので、一般参加はできませんが、授業をして欲しいという学校があったらHPに問い合わせてみてもよさそうです。

フリーペーパー「SNOW HEAVEN」では、POWのアンバサダーとして活動する小野塚さんのインタビューも掲載。ぜひご覧ください!

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