2023年12月、福島県にあるアルツ磐梯と猫魔スキー場が新たなリフトでつながり、国内最大級 のスキー場「星野リゾート ネコマ マウンテン」としてリニューアルオープン。良質なパウダースノーを楽しめる北エリアと磐梯山や猪苗代湖が望める南エリアが連結したことにより、バリエーション豊かな全33箇所のコースを楽しめると注目を集めています。12月22日には待望の連結リフトが運行開始。運行式の様子と今年からオープンしたレストランをご紹介します。
旧猫魔スキー場側で行われた運行式には、星野リゾート 星野佳路代表が登壇。
14年の構想から東日本大震災の原発事故、コロナ禍を経て実現した2つのスキー場の連結について星野代表は「長い時間がかかったがここからがスタート。観光の魅力という点では、会津若松は北海道や長野に負けていないので雪、冬、日本の文化をセットにして世界に発信していきたい」とお話しされていました。
また、公募していた新しいリフトの名前は「ニャルツチェアリフト」に決定。旧アルツ磐梯と旧猫魔スキー場、どちらも思い浮かぶ呼びやすい名前に。
運行に伴って配布された飴とステッカー。かわいい猫が描かれたステッカーは北、南エリアで異なるイラストでした。
今回は旧猫魔スキー場側の北エリアから乗車。これまで2つのスキー場を移動するには車で1時間かかっていましたが、連結リフトができたことで、なんと約7分で行き来できるように。どちらのコースにも行けるのはありがたい!
連結リフトなので乗客同士がすれ違う様子はなんだか新鮮。「旧アルツ磐梯、旧猫魔どちらからきたんですか?」という交流の様子も聞こえました。
これまでは山間を約20分歩いて横断するコースもありましたが、リフトができたことで移動も楽に。絶景も楽しめます。
南エリアに入ると目の前に見えてきたのは猪苗代湖。少し下ると磐梯山も見えてきます。
景色を眺めていたらあっという間に南エリアに到着!今回は北側からの景色を紹介しましたが、南側からの絶景も感動するはずです。
そして、ネコマ マウンテンには12月22日から新しいレストラン「The Rider’s」がオープン。滑りに集中したいスキーヤー、スノーボーダーがサクッとワンハンドで食べられるメニューが揃っています。オススメはライダースバーガーとソースカツサンド。
ライダースバーガーはバンズにチーズ、パテ、ベーコン、玉ねぎ、トマト、レタスが入ってボリューム満点!最適なバランスになるように、パテに使う肉を何種類も試したりと、開発にこだわった一品です。たくさん滑った体に染み渡るおいしさ。
店内にはテーブル席の他にソファー席やビリヤード台、スケートボードのランプなどもあり、他には無い遊び心溢れる休憩スペースになっています。ゲレンデに面した窓からは建物の前にあるパークや、ゲレンデの様子を眺めながら食事を楽しめます。
これまでは昼食のためにセンターハウスまで戻る必要がありましたが、The Rider’sができたことで雪質のいいエリアにこもって食事をとって滑り倒すことも。滑る人に楽しんでほしいと場所は中級者、上級者コースがある南エリアの中腹に作ったそう。青いバスが目印です!
この他にも最新ギアのレンタルなど、サービスも充実しています!また、宿泊には車中泊ができる場所やスキーイン、スキーアウトできる「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」もおすすめです。
2024年5月6日までのロングシーズン滑れるのも魅力的。今年の冬は新しくなったネコマ マウンテンに注目です!