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【STAFF INTERVIEW】営業戦略部デイレクターが明かす!斑尾高原スキー場の最新情報と魅力

シーズンインを目前に、ソワソワしている方も多いのではないでしょうか?そんな皆さんに、スキー場で働く個性豊かで魅力的なスタッフにインタビューしていくこのコーナーをお届けします。今回は斑尾高原スキー場の営業戦略部ディレクター 小林 翔さんをご紹介するとともに、スキー場の魅力も聞いてみました。ご自身もスキーとスノーボードを愛し、その情熱が仕事にも表れています。

両親の影響で3歳からスキーを始める。2003年~2009年までアルバイトで斑尾高原スキー場のゲレンデスタッフとして働き、2015年から、営業として正社員に。2020年からはスノーボードも楽しむ。
小林さんのお仕事について教えてください。
斑尾高原スキー場のグリーンシーズンは、アクティビティーとキャンプ場運営をしています。私の業務は営業、それから広報ですね。SNS運用や広告関係を担当しながら、同時に冬の営業活動と広報活動も行います。夏の間に冬の仕事がどんどん進むので、そちらをやりつつアクティビティガイドのヘルプなどをしてグリーンシーズンは過ごしています。
スノーシーズンは日によっては、パークの管理も行っています。朝の早朝の圧雪から入ることもありますし、営業終了後にアイテム設置をしたり、新しいジャンプを作ったりもしています。営業時間内は基本的に情報発信をしていますが、ゲレンデの管制業務のサポートに入ることもあります。リフト券売り場などの混雑対応でお手伝いすることもあり、基本的に忙しく大変なところにサポートに行くスタンスですね。
早朝の圧雪車からの風景
いろんな事をされているんですね!中でも大変だったことはありますか?
斑尾は豪雪地帯という土地柄、一生懸命作ったパークが次の日に跡形もなく埋まってしまうことはよくあります。それを毎日掘り起こすと結構な作業量でそれが大変ですね。本当は天気予報を見て、2~3日降りそうだったら放っておいて、落ち着いた頃にもう一度作り直したいというのが本音なんですけどね(笑)
パーク造成の作業をしている様子。
降雪量も多い分、降る日が続くと大変なんですね。
大変ですね、自然との戦いなので。でも、その日にしか来られないお客様もいますし、シーズンで統計を取ると斑尾に来ていただいてるお客様の平均来場回数って、ほぼ毎日いる方もいますけど、全体の平均を取ると1.7回なんですよ。2回目も来てほしいんですけど、実情としては1年に一回ご来場されるお客様がほとんどです。パウダーを売りにしていますけど、パークで遊びたい人もいらっしゃると思いますので、どんなに気象条件が悪くても、最低でも1個はアイテムをOPENするルールをディガーチームと共有してます。
シーズン中、帰る頃には車が雪で埋まっているのは日常的な光景
反対に、楽しいことってありますか?
撮影が一番楽しいですね、滑れるので(笑)
SNS用の動画撮影の様子
楽しそうですね(笑)普段滑る時はスキーとスノーボードどちらですか?
半々ですね。プライベートはスノーボードが多いかもしれないです。2020年から始めて歴がまだ浅いので新鮮さもありますし、今ハマってて楽しいですね。
3歳からずっとスキーをされていたとのことですが、スノーボードをはじめたきっかけは何だったんですか?
2020年の冬に、緊急事態宣言が出されたことですね。その年末にはまだまずまずの来場者数でしたが、元旦になると全然お客さんがいなくて、三が日も例年の3月の平日程度でした。こういう状況が続くと、営業職として数字を見るのも嫌になってきます。そこで、いまいちスイッチが入らないときに、環境を変えてみよう!と思って、事務所にある古い道具をかき集めて始めました。最初はまともに滑れず、初心者コースで何回も転びながら下りることもありました(笑)。
以前、取材でご一緒させていただいた時は確か2021年シーズンで、2年目とおっしゃってましたけど、パークでもすごく飛んでましたよね!
元々はパークのディガーとして入りましたし、冬の趣味ってやっぱり滑ることなんですよね。あと自分で作ったものは、自分で跳ばなきゃいけないって言い聞かせています。
自分で作ったキッカーのチェックをする小林さん
お休みの日も結構滑るんですか?
斑尾高原スキー場の営業日数が年間107日なんですけど、昨年の滑走日数は余裕で100日を超えてましたね。斑尾はもちろん、勉強のため他のスキー場さんにもよく行きます。正直自分の中では斑尾がナンバーワンと思ったことがないんですよね(笑)。
なんと!小林さんの好きなスキー場、聞いてもいいですか?(笑)
僕はゴンドラに乗って長く滑るクルージングが好きなので、それこそ新潟だと、赤倉観光リゾート、妙高杉ノ原が好きですね。長野だと志賀高原が好きです。志賀高原で子供の頃にスキーを覚えたのもあるので。雪質とスケールで志賀高原が大好きです。
いろんなスキー場を滑っている小林さんだからこそ感じる、斑尾高原スキー場の魅力ってなんでしょう。
そうですね。先輩方が日本でいち早く2009年にツリーランコースをOPENしたんですけど、今となれば、いろんなスキー場にあるじゃないですか。でも、その頃ツリーランはバックカントリーでしか出来なかったと思います。そういうのを先んじてやるし、丸太のジャンプ台とかを置いちゃうようなヤンチャなところ、面白いことをやってこうよ!みたいな感じの雰囲気は、やっぱり斑尾らしいかなと思いますね(笑)。
地元の協力と理解があるおかげで、森を手入れしながら新しいコースを作ることができています。その点は本当にありがたいと思っています。
ツリーランコースの「NINJA」にある丸太キャノン

あとはやっぱり自然環境ですよね。そんなに大きな山じゃないんですけど、斜面がほぼ北向きで、直射日光が当たりにくいので、雪質が非常に良い。
斑尾は日本海側過ぎず内陸過ぎない場所にあるので、量も降るけど、やや軽い雪と言いますか、程よくいい雪質なので、30cmでも浮遊感が味わえて、底付きしないような雪が降るんですね。非圧雪のコースがたくさんあって、パウダースノーを味わえるコースが多いのが最大の魅力ですね。

斑尾のパウダー「Madapow」を堪能するSNOW HEAVENの撮影チーム

違う視点で言うと、長野県のスキー場の特徴だと思うんですが、車で麓のI.Cから約20分ほど、雪の壁みたいな山道を上がってくると、突如として山の上にペンション街やホテルが広がり、そこにスキー場がある非日常的な雰囲気がスキートリップを楽しむ方にとって、特別感を味わえる場所だと思います。

妙高I.Cから斑尾高原スキー場へ向かう道。この雪壁の道を進むとペンション街が現れる(2022年1月撮影)
そんな斑尾高原スキー場の今年のオススメやPRをお願いします。
今年も新しいツリーランコースができます(笑)。
あとはリフト券ですね。今より便利に使っていただけるようになります。リフト券の早割とか前売り券って、買っているのに結局現地で引き換える手間が必要になるじゃないですか。その一手間を無くすように、前売り券のICカード化を推進しました。あとはウェブサイトで買える電子チケットは、二次元バーコードを発券機にかざせば出てくるシステムに変えています。極力お客様の滑る時間を損なわないような改善をしているところです。より便利に、より快適に、より面白く滑れるようにしたいなと思っています。
おお!それは嬉しいですね!
あとは、スキー場でもお酒を楽しみたい方にお勧めのリフト券を今年から販売します(笑)
すごく気になります!教えてください!
例えば滑りに行って、午前中滑ってお昼に飲んで、もう滑らない方もいらっしゃるじゃないですか。去年までの時間券は1回ゲート通ったら、そこから4時間有効だったんですけど、今年からは1回目ゲートを通った時から1時間有効。それで、次の1時間後にゲートを通ったら、そこからまたもう1時間消費されるんです。、レストランで食べたり飲んだりしても、時間が消費されない。しかもシーズン中有効なので、例えば8時間券を買って、3時間滑って帰っても、まだ5時間残ってるんですよ。
それはすごい!!嬉しいシステムです!!
飲む方もですけど、パウダー狙いで数時間しか滑らないユーザーさんだったり、いろんな楽しみ方の需要に対応できたらいいなと思って。あとはやっぱり2回目、3回目とリピートして欲しいので。でも、いざ来たらいっぱい滑っちゃうと思います。楽しくて(笑)。
斑尾の朝イチパウダーを狙いに行く撮影チーム。運が良ければ雲海を見ることができる。
この日は結局オープンからクローズまで丸一日堪能した。

新しいツリーランコースの追加、斬新な時間券の導入により、さらにパワーアップし楽しみ方も広がる斑尾高原スキー場。行ったことのある方もない方も、ぜひ遊びに行ってみてください!そして、斑尾高原ホテルには居酒屋が新規OPEN!お酒好きの私としてはレポートしないわけには行きません!今年の冬が待ちきれないですね!

INFORMATION

斑尾高原スキー場
HP : https://www.madarao.jp/ski

神田
神田
SNOW HEAVEN 編集部
趣味はサーフィン。2019年に湘南から新潟に帰郷しスノーボードを始める。ニックネームはきゃんだ。BEST BODY JAPAN 2018 新潟大会優勝。お酒が好きだが失敗が多い。

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