妙高高原I.Cから車で約15分の場所に、人気のスキー場「タングラムスキーサーカス」を有する複合施設「タングラム斑尾」があります。今回のインタビューでは、リゾートスタッフが地元の農家さん達と協力して自社栽培に取り組む「タングラムもろこし村」について、スタッフの宮本優花さんにお話を伺いました。
タングラム斑尾東急リゾートはどんな施設でしょうか?
タングラム斑尾東急リゾートは会員制のホテルハーヴェストと一般の方がご利用できるホテルタングラム、そしてゴルフ場から成り立っています。さらに、キッズパークや野尻湖テラスなど、日帰りの方でも楽しめる様々なアクティビティが充実しています。
タングラムスキーサーカスはどんなスキー場ですか?
林間コースを含む全19のコースからなるスキー場です。ファミリー向けのコースが多いので、初心者から上級者の方までお楽しみいただけます。また、ラフティングや野尻湖テラスなど、スキーやスノーボードをされない方でも楽しめるアクティビティがたくさんあります。
以前取材させていただいた時に、はじめて「タングラムもろこし村」プロジェクトを知って、とても気になっていました。どんな取り組みなんですか?
7月下旬から8月のお盆過ぎまで、スタッフと地域の方々がゲレンデで育てた「とうもろこし」を、タングラムの近くで販売したり、お客様にもぎり体験を楽しんでいただける地産地消のイベントです。
え!スタッフのみなさんで育てているんですか?
はい!スタッフ全員でタングラムからほど近い地域の畑の農家さんにお邪魔して、種を植えるところから始まります。収穫期間が限られてしまうので、皆様に美味しい”とうもろこし”をご提供できるように、ちょっと時期をずらしながら植えているんです。それから継続的に草取りをしたり間引いたりして、夏の収穫を待ちます。
皆さんの愛情がこもっているんですね!でも、なぜ”とうもろこし”だったんですか?
もともとタングラムのある信濃町は”とうもろこし”が名産品なんです。来場されるお客さんからも「もろこし買いたいんだけど、どこがいい?」みたいなお話を受けることが多くて。だったら自分たちで作ってみようかと。始まりはそんな感じでした。信濃町の”とうもろこし”は本当に甘くて水々しくて美味しいんですよ!
お客さんの声から始まった「もろこし村」が、長野県SDGs推進企業としての認定に繋がったということですか?
「もろこし村」はもう今年で3年目なので、SDGsだからというよりは、お客さまの声に地域の農家さんと応えた活動がたまたまSDGsだった感じですね。あとは、今まで捨てていた生ごみを有効活用しようって事で、コンポストを導入しました。生ごみを良質な堆肥に変えて、もろこし村で再利用しています。
食の循環ですね!他にも地域のものを生かした商品があると伺いました。
夏にはゲレンデ一面にラベンダー畑が広がるんですが、そのラベンダーと斑尾山にある桜の木を使ってアロマも作っています。地場のものを使った、広い意味での地産地消なのかなと思います。
使い捨てプラスチックと紙製品の廃止にも取り組んでいるとか?
そうですね。レジ袋の有料化はもちろん、最近の取り組みとしては、レストランや野尻湖テラスのストローとフォークを木製に変更しました。なので、すでにプラスチックの使用率は0になっています。
今後はどんなことをしていきたいですか?
もろこし村を目当てに来ていただくことも増えたので、今後はもっと多くの方々に知っていただき、レストランでも地元の食材を使ったお料理を提供できるようにしていきたいと思っています。
もうすぐ訪れるウィンターシーズン、まだタングラムに足を運んだことのない方々へ向けて、最後にPRをお願いします!
タングラムサーカスは斑尾にあって、良質なパウダーで”まだパウ”と呼ばれてるちょっと有名なパウダースノーを味わっていただけます。コースは短いものから長いものまで幅広く揃っていて、初心者から上級者まで楽しめます。さらに、ホテルが併設されていて、ゲレンデが目の前にあるので、宿泊の際も便利です。また、日帰りの方でも温泉を利用できますよ!豊富なアクティビティも用意されていて、大人の方も子供と一緒に楽しめるキッズパークもあります。ぜひ、家族やお友達と一緒に遊びにいらしてください!
ウィンターシーズンも楽しみなタングラム斑尾東急リゾート。11月5日(日)までは、人気の野尻湖テラスやスーパーボブスレーなど、まだまだ楽しみが満載です!レポートもしているので、ぜひチェックしてみてください。
INFORMATION
タングラム斑尾東急リゾート
HP : https://www.tangram.jp/green/