信濃町インターからすぐの国道沿いにお店を構えるLollipop。住所は長野県だが新潟県との県境はすぐそこ。妙高エリア、黒姫、戸隠、斑尾とバライティー豊かなスキー場のすぐ近くにあるショップだ。今回はそんなLollipopを運営するFull Stack Supplyの日本代表、高井伸幸さんにこのエリアの魅力や、特に力を入れているブランドなどを伺った。
Lollipopを信濃町にオープンした理由を教えてください。
お店は2020年に立ち上げたので、今年で3シーズン目になります。キッカケはこの信濃町周辺からショップに行こうとした場合、上越エリアも長野エリアもかなり遠いんですよね。多くのスキー場が隣接している中、片道1時間以上かかるショップに行くのは利便性に欠けるなと。そんな理由でこの土地を選びました。それに学生時代からこのエリアに思い入れがあったのも場所選定の動機です。
ショップだけではなく、FACTION SKIのデモセンターとしての位置付けもあるとか?
通常、一般的なスキー・スノーボードメーカーは東京に本社機能があるのが殆どですよね。でも実際は山に近い方がいいはずじゃないですか?そのギャップを埋めるためにここにFACTION SKIのデモセンターを立ち上げました。自分自身FACTION SKIのライダーとして活動していた経験もあるので、山に近い事は何よりも大事だと思っています。Lollipopの店内は半分がショップ、半分が本社機能兼ショールームとして展開しています。物を売っている以上、やはり”テストをして気にって頂いてから購入”という流れがベストだと思っています。
妙高エリアの特徴は?
このエリアは各スキー場が凝縮していて、しかもそれぞれが全て違った顔を持っているのが特徴だと思います。まさに「選べる」というのが楽しいところです。妙高山を正面に見たら左から杉の原、池の平、赤倉観光、赤倉温泉、関温泉と至近距離にスキー場がひしめきあっている日本国内でもなかなかないエリアです。杉の原はゴンドラを有していて山頂から山麓までロングコースが堪能できます。またコースの幅もかなりワイドですし自分的には一番のお気に入りです。次に池の平ですがコース幅がより広いので周りを気にせず滑れるのが魅力です。赤倉エリアはちょっとしたサイドカントリー含めて面白いんですよね。関温泉はGWまで滑れる圧倒的な積雪量。各エリアで全然異なる顔を持ち合わせてます。
ちょっとお店の話から外れて…Lollipopを運営するFull Stack Supplyで取り扱っているブランドについて教えてください。
現在、Full Stack Supplyでは3種類のブランドを扱っています。FACTION SKI、ウエアブランドのFW、今年から始めたUnited Shapes(以下US)です。FACTION SKIは2006年からブランドがスタートしていて、日本には2007年ごろから輸入されています。 FREE STYLE SKI だけにフォーカスした製品造りをモットーとしていて、現在では50種類ほどの多種多彩な板を製造&販売しています。一方、FWは高品質アパレルにニュースクールスタイルを取り入れた今本国ヨーロッパではとても注目されているウエアブランドです。シンプルで飽きがこないデザインが特徴で、環境にも配慮したプロダクト造りをしています。
3つ目のブランドになりますが、USは今年から取り扱いを開始したスノーボードブランドです。90年代初頭〜中盤の「黄金時代」のフリーライドスノーボーディングからインスパイヤーされた、山全体を遊ぶ・滑る板になっています。ラインナップとしても現在5機種(内1機種はスプリットボード)しかなく、デザインも非常にシンプルで飽きがこない色味になっています。
最後に、Lollipopを含めて今後の展開を教えてください。
この立地を生かしてより製品を知ってもらうような体制を整えたいですね。例えばWEBでデモ機予約ができる仕組みをもっと整備していくとか。それに併せて「経験」をより高められて最後は笑顔で楽しかったと言ってもらえる環境を作っていきたいです。結局スキーやスノーボードって娯楽道具なので、楽しくてナンボですから!
スキー・スノーボードショップ 「Lollipop」
open 12:00 close 19:00
closed on Thursday
〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻759-8
信濃町インターより妙高方面へ2分